英語力が上がらない本当の理由
こんにちは、TOKKUN ENGLISHの岡田です。
①「今年こそは英語をマスターするぞ!」
②「よし!英会話の例文集を買ってきて覚えよう!」
③「あまり英語力が上がった感じがしないなあ、スカイプ英会話をしよう」
④「あまり英語力が上がった感じがしないなあ、単語を覚えよう」
・
・
・
今年も年末が近づいていますが、こんな感じで今年が終わりそうな人も多いのではないでしょうか?
本日は英語力が上がらない理由、そしてその解決策について解説します。
分析力と実行力が足りていない
英語力が上がらない理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は分析力の欠如、2つ目は実行力の欠如です。
この2つは英語力を向上する上で必須なのですが、多くの人が無視している(無視しようとしている)2つでもあります。
今回は分析力の欠如について解説致します。
ソリューションファーストでは英語は伸びない
普段当たり前に分析をして、それに応じた解決策を考え実行しているビジネスマンがなぜか英語学習になるとそれができていないことが極めて多いです。
具体的な例を2つあげます。
例えば来年の売上を10%向上させてたいという目標があった時に、普通のビジネスマンなら現状の分析をして、解決策を考えます。
何の分析もせず、「広告費を10%アップさせよう!」とか「商品ラインアップを2倍にしよう」なんて言う人はいないはずです。問題解決になっていないですね。。。
現状、何がネックになって、売上が停滞してるのか?自社の戦略がまずかったのか?競合が自社製品に対抗する新製品を発売したためなのか?それとも市場そのものが縮小しているのか?こういった現状に対する分析なしには、正しい解決策を導き出すことは不可能です。
また、医療の例で考えてみましょう。
春先に高熱が出たら、何の検査もせずタミフルを処方する医者はいないですよね?まず何が原因で高熱が出ているのかをあらゆる方法を使って検査します。
もし、インフルエンザが原因であればタミフルを処方しますが、それ以外が原因であれば違う薬を処方します。理由はタミフルはインフルエンザの患者にしか効果がないからです。
こと英語になると、これができていない人が極めて多いです。
英語だとなぜかソリューションファーストで考えてしまっているのです。
「英会話力を上げたいから、英会話(ソリューション)に通おう」
「TOEICで900点を取りたいからTOEIC 900とタイトルにある参考書(ソリューション)を買おう」
この1ステップ前に分析が全くないことにより、見当外れなソリューションを実行しているのです。
目標→現状→ソリューションで考える
では、どうすればよいのか?英語を勉強したいなと思ったら、下記の3ステップで考えましょう。
①目標を立てる
②自分の現状を分析する
③ソリューションを考える
自分の現状を分析するというのはあまり楽しくない作業ですが、少なくとも下記ぐらいは考えましょう。
リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングで何が得意で、何が苦手か?またその理由は何か?単語力不足か?文法力不足か?練習量の不足か?発音の知識不足か?
これを、過去の勉強等も考慮しながら考えていくのです。過去にどの程度単語は勉強したか?過去にどの項目は勉強したことがないか?
上記のような質問を自分に投げかけるだけで、検討外れなソリューションを回避できる可能が高まります。
来年こそは意味のないソリューションに時間を使うのではなく、自身の英語力を分析し、自分に一番あった英語の学習法を見つけましょう。
そしてそれを一定期間継続することができれば英語力は必ず向上します。